猫は人の言葉を理解するのか

猫と長年暮らしていると、猫は人の言葉を理解していると確信するときがあります。
我が家の猫の場合、自分の名前を理解しているのは当然ですし、「ご飯」といえば猫缶を保管してある冷蔵庫の前まで歩いて行き、「まーだ」と言えば食事を目前にしても 7,8分ぐらいは口を付けず我慢しています。
また、「爪」と一言漏らせばくつろいでいる時でも全力疾走で逃げ出します。爪切りもまだ見せていないのにです。
ほかにも、
       「外見る」→カーテンの閉じている窓際まで行って待っている
       「そろそろ寝る?」→自分のベッドに入る
       「チューチューどこ?」→おもちゃのネズミを探し始める
など言葉によって特定の行動をとります。
「ご飯」や「カリカリ」などの言葉は、食に関するものですし、「爪」も爪きりが大嫌いな我が家の猫にとっては死活問題です。
これらの言葉は、猫にとって生活上必要不可欠なものですから言葉を理解するのも必然なのかもしれません。
けれども、「外見る」「チューチューどこ?」は自身の生存のために必須な言葉ではありません。いわば趣味の範囲の言葉です。
それなのに、特定の行動を取るのはなぜなのでしょう。
また知人の猫友達からは、「あした早いから6時に起こしてね」というと、必ず6時に鳴声や猫パンチで起こしに来るとの話も聞きました。
これらの事から、猫は人間と同じプロセスで言葉を理解しているのではないかという期待と疑問が沸いてきます。
本当のところはどうなんでしょう。


猫の脳ミソに関する独善的な見解

犬派の親戚の中に口の悪いのがいて、猫はバカだと言います。馬鹿の馬よりアホだとも言います。
動物の知能の高さを測る指標のひとつに、「脳化指数」があります。
全体重に占める脳の重さを数値化したもので値が高いほどその動物は知能が高いとされています。
    人間:0.86    カラス:0.16     犬:0.14    猫:0.12    馬:0.10以下
んー、微妙ですねー。馬よりも数値が高いのは嬉しいけれど、カラスよりも低いとは。
では、脳の質はどうなんでしょう。
脳の中には、前頭葉という部分があります。前頭葉の役目のひとつに言語の使用があります。
人間の前頭葉は巨大ですから自由におしゃべりを楽しめるのですが、猫の前頭葉は人間には遠く及ばず犬と同程度といいます。
しかし、ひとつ嬉しい情報を発見したのです。
前頭葉の中に連合野といわれる部分があります。連合野は後連合野と前連合野に分化されていて後連合野は外からの入力情報を分析処理し判断を下す機能を持ち、 前連合野は後連合野が下した判断に基づいて外界に対して能動的なアクションを指示する機能を持っています。
この連合野の領域が大きいほど高等な生物となるわけなのですが、猫は結構広いのだそうです。
もちろん、後連合野が処理する入力情報には、言語以外に臭覚や聴覚、視覚、触覚などがあります。
けれども、臭覚、聴覚、視覚、触覚による処理能力だけならネズミの小さな領域の連合野程度でも充分対応可能です。
つまり、猫の領域の広さは臭覚、聴覚、視覚、触覚以外の入力情報に対応できる可能性を秘めているというのです。
この情報が確かであるのなら、人の言葉を理解してその言葉に対応した特定行動をとっても不思議ではないという事になりやしませんか。
猫派としては、「猫はバカだ」と猫を蔑んだり「猫は言葉を理解する」という発言を嘲笑する反猫派に一矢報いたようで嬉しくなってしまいます。


猫の行動学上の常識に対する独善的な反論

猫の行動学を研究する方たちの見解を、色々な雑誌やインターネットサイトで拝見するのですが、これらの中にも猫と言葉に関する記述があります。
その内容は総じて、猫は人の言葉を理解すると妄信する私をあざ笑うかのごときものです。
たとえば「ご飯」という言葉に反応するのは、飼い主が「ご飯」と言葉を発する前後の行動パターンを猫が認識していて、その微妙な雰囲気を感じ取って反応している のであって、言葉そのものは理解されていないなどです。
「名前」についても自分の名前だと理解しているのではなく、「なんかいい事がある前触れ」として理解し反応しているとの事です。
つまり、猫は飼い主の自分に対する行動をパターン認識し、その表情や仕草、人が発する臭い等を雰囲気として感じ取っているのだと。
そして、猫は自分にとって有益あるいは不利益な飼い主さんの行動に対してのみ反応し、自分にとって関係の無い飼い主さんの行動や言葉には無関心であるという見解です。
でも、疑問を感じます。
       「外見る」→カーテンの閉じている窓際まで行って待っている
       「そろそろ寝る?」→自分のベッドに入る
       「チューチューどこ?」→おもちゃのネズミを探し始める
は、”猫は自分にとって有益あるいは不利益な飼い主さんの行動に対してのみ反応する”とは異なる現象ではないでしょうか。 猫にとってこれらは、有益あるいは不利益といった次元の問題ではありません。むしろどうでもいいことです。
また、人間側にも「ご飯」の時のような特徴的な行動があるとは思えません。
だとすると、既存の行動学的な見地では説明できないのではないかと思われます。
「名前」についてもです。
多頭飼いされている方なら経験されていると思いますが、名前を呼ぶとその名前の猫だけが振り向いたり返事したりと反応を見せます。
これって自分の名前を理解しているって事じゃないでしょうか。
時としてまた、別の名前の猫を呼んでその猫がボーとしていて無反応だった時に、他の猫たち全てがその猫をジーと見つめている事があります。
このようなシーンを何度も目撃すると、ひょっとして猫は自分の名前だけでなく「固有名詞」を理解しているのではとも思えてきます。


猫は人の言葉を理解すると妄信する私的仮説

以上のことから、猫は人の言葉を理解すると妄信する私的に考察すると、
猫は人間との長い付き合いのなかで、人が発する音声の一部を意味を持つ言葉として、その能力的に余裕のあった前頭葉連合野で理解した。
さらに室内飼いの猫の場合は、人と接触密度が高いため学習効果が発揮され、先祖から受継いだ言葉を理解する前頭葉連合野の 能力が高揚し、かなりの数の言葉を理解するに至った、との仮説が成立するのです。


ご意見募集中です

猫が言葉を理解するについて、
皆様からの体験談やエピソード、ご意見をお寄せ頂ければと思います。
もしご承諾いただける場合には、この「コラム」のページで紹介したいと思います。
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ご意見が寄せられました1

私は、昨年の地元新聞の赤電欄を見て、フト猫を飼い始めた者です。
正直、私はこの世に姓を受けてから犬派でした。
幼少時代に母が猫好きで家に何匹も猫がいましたが、人はヒッカクしおしっこは臭いし、イメージ悪でした。
が、アメショーを縁あって貰い受け、散歩途中に捨て猫を拾い・・昨年末は、みずらペットショップにアビシニアンを購入に行き、あっという間の今では、3匹です。
猫は、しゃべりますよ。3匹飼って再度、確認しましたが間違いない。
お腹が空いた時、遊んで欲しい時、甘えたい時、うんこをしたのを教える時、一緒に生活している猫にしゃべりかける時、話てます。
一般のニャーとか?ゴロゴロとノドを鳴らすとかじゃないですよ^0^ なんて表現したら良いか解らず、悔しいです。
我が家は、3匹とも室内猫なので・・観察していると奥が深く、犬より一緒にいて楽しいし、癒されます。
人のしゃべる事を良く聞いてますし、私が単語で教えた事はすべて理解しています。
まんま、ねんね、、だめ、おいで、いい子、あっち、お仕事、・・・ 沢山ありすぎてカキコしきれません。
そのせいか?話ますよ。
ちなみに私は、学者でも、猫狂いでも、お変人でもありません。
普通の凡人です。

このサイトに出会えて幸せなロビンでした^0^


終わりに

しかし、ここまで力説する我が身をふかんすると、UFOは必ず存在すると熱弁を振るうUFO信奉者のようで、この青臭い屁理屈に正直気恥ずかしい思いです。

まあ、猫は言葉を理解するという願望とロマンの中でのお話ということで、お後がよろしいようですので失礼いたします。








でも、家の猫は分かっている.............................ハズ。

        

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